5月7日のフランスの大統領決選投票でエマニュエル・マクロン氏(39)が大統領に選出され、17日には新内閣が発足しました。
フランス政界の新星、39歳の若さで大統領に就任したマクロン氏に、人々はナポレオン1世やアメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディを重ね合わせたりしています。
首相に任命されたのは、ほとんど無名に近い中道右派のエドゥワール・フィリップ氏(46)。
内務大臣に任命されたジェラール・コロン氏(69)はマクロン氏を出馬当初から支持してきました。国内治安、犯罪対策などを担当します。
コロン氏のリヨン市長としての16年間に親しみを感じているリヨン市民にとって、閣僚入りは喜ばしいもののちょっと寂しいかも。
先日、チャンネルC8のAu Tableauという番組で、選挙戦中の3月に撮影された、マクロン氏が小学校で授業をする様子が再放映されました。
番組でマクロン氏は、子供達からチョーク1本で1分以内に右派と左派の違いを説明するよう求められます。彼は黒板に右派の下に自由、左派の下に平等と書いた後、子供達にフランス共和国の標語は何か尋ねます。
「そう、自由、平等、博愛だね、左派は平等(同権)を右派は自由を求めるけれど、それだけでは偏ってしまう、だから私たちは 博愛を目指そう」
と自らの政策(マクロン氏の立ち上げた右派でも左派でもない政治運動「En Marche」)をうまく結びつけていました。
(こちらの動画はマクロン氏が子供達の質問に答えるところ)
https://www.youtube.com/watch?v=54rzz74ikLI
5月20日 リサ リヨンにて
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